本当に儲かる株・成長する株を自分で見つけられるようになる本 感想 レビュー

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ファンダメンタル分析の初歩

この本はデイトレードやスイングなどの短期で儲ける投資法ではなく、株の長期投資の方法が書かれています。
いわゆるバリュー株投資ですが、これを行うためには企業の財務状況を把握するために必要なPER、ROEなどの指標を理解する必要がありますが、その説明がとても分かりやすいです。

コンビニ経営を例に説明しているのですが、今までピンとこなかったPER、ROEの意味がよくわかりました。

また、単に低PER、高ROEであればよいというわけでは無くて、業種との関係性や競合他社との比較、ROEが高い場合でも極端に自己資本比率が低い場合は借り入れの返済で経営が難しくなる事などが指摘されています。

前に紹介した「図解 株で億図解 株で億万長者になる!「バフェット式」投資ノート」はファンダメンタル分析を重視しすぎていて、チャートは一切無視しろと言うようなことが書いてあって、ちょっと極端でしたが、こちらはチャートの動きも考慮して株を買うように勧めているので、バランスが良いと思います。

株を高く買って安く売ってしまう人はどうすればいいの?

この本では、投資家が陥りがちな心理について説明しています、例えば利益を失う事を避けて、もっと株価が上がる可能性があるのに早めに売ってしまう、逆に損失が出ている時は、損失を帳消しにしたい心理が働き、いつまでも塩漬けの株を持ち続けてしまう、プロスペクト理論と呼ばれるものです。

他にも株を高く買って、安く売る事に繋がるような心理が紹介されているのですが、このような株価の値動きに一喜一憂してしまう問題を避けるために本書で紹介している方法は、まず上で述べた通り、企業の価値を知った上で投資をするという事と長期投資、もう一つは一度に買うのではなく、時期を分散して投資する、いわゆるドル・コスト平均法です。

これらの方法を併用すれば、ある程度、心理的な不安を解消して落ち着いて投資することも出来そうですが、出来れば資産に対してどれぐらいの割合を投資に回すべきかを教えてくれると良かったかなと思います。

自分は積立NISAで、毎日100円ずつ5種類の投資信託を買っているので、時期を分散して買うだけでなく、資産に対しての投資額を低く抑えています、なので仮に自分の保有している商品の価値が10%下がったところで全く不安にはなりません、ドル・コスト平均法を用いても、保有資産と比べて投資額が大きすぎると、誤ったタイミングで売買する事に繋がりやすく、せっかくのファンダメンタル分析も意味がなくなってしまうのではないでしょうか。

まとめ

当たり前ですが、この本を読んで実際に儲けられるかは結局は自分次第です。

PER、ROEなどの指標も業種や競合他社の状況によって、持つ意味が変わってきますし、機械的にこのぐらいの数値だから買えば儲かるというほど簡単ではありません。

また、この本はファンダメンタル分析だけでなく、チャート分析も併用して安い時に株を買うようにと指摘していますが、チャート分析の事はほとんど書かれていませんので、もう1冊ぐらいチャート分析が詳しく書いてある本を読むことをお勧めします。

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