窓を開けた状態でカギが掛けられる通気戸じまりくん
「通気戸じまりくん」はクレセント錠の受金具に取り付けることで、ベランダや窓を開けたままロックすることができます。
通気戸じまりくんの使い方・取り付けの注意点
通気戸じまりくんはどんなクレセント錠でも取り付けできるわけでは無く、一定の条件を満たさないと取り付けができません、それ以外にも注意すべき点があります。
- 縦約1.7cm、横3mmの穴にクレセント受金具が入ること、受金具が埋め込みや平板状でないこと
- 窓と窓の間に約9mmの隙間があること
- クレセントを閉めた状態で窓との隙間が約2mm以上、約8mm以内であること
- 完全に窓を閉めた状態だとクレセントがぶつかって施錠できない可能性がある
- 両面テープ等で固定しないとグラグラする、場合によっては窓に干渉する
1は通気戸じまりくんをひっかけて取り付ける際に受金具が大きすぎると取り付けできません。
2は通気戸じまりくんの厚みが一番厚い部分で約9mmあるので、それ以上の隙間が無いと窓を開ける時にぶつかってしまいます。
3はクレセント(鍵をかけるための爪)部分が長すぎると通気戸じまりくんにぶつかる、短すぎると施錠できないです、大抵の場合は窓ガラスとの隙間が2mm以上はあると思いますが、短いと通気戸じまりくんにぶつかるので使えません。
4は窓を完全に閉めた状態にすると通気戸じまりくんの厚みがあるので、クレセントがぶつかって施錠できなくなることがあります。
受け金具を固定している部分が長円で受金具の位置調整ができる場合は大丈夫ですが、そうでない場合は通気戸じまりくんを少し研磨する必要があります。
自分の場合はヤスリで少し削ったら完全に閉めた状態でも施錠できるようになりました。
5は片側だけをネジで閉めているだけなので、反対側はテープなどで固定しないと不安定になってしまいます。
通気戸じまりくんの取り付け方
裏側にある黒いスポンジの上に両面テープを貼り付けてから穴に受金具を引っかけて水平になるようにします。
ネジをスライドさせてからネジをマイナスドライバーかコインで時計回りに閉めます。
しっかりロックができるか確認して、問題なければ完了です。
通気戸じまりくんは補助錠ではない?
補助錠なのかと思ってベランダ用に購入しましたが、説明書には錠前ではありませんとの記載がありました。
単純な構造なので隙間から棒などを差し入れれば開けることは出来てしまいそうですが、2階以上の階のベランダから侵入されることは稀なのと在宅中の換気目的に限って使用しているので無いよりはマシかと思います。
より防犯性を高めるならサッシに取り付けるタイプの補助錠と併用するとよいです。
サッシに取り付けるタイプの補助錠だと何度もつけたり外したりするのが面倒ですが、通気戸じまりくんは操作が素早くできるので便利です。