ショップジャパンのここひえR2はどれぐらい涼しくなれるのか、使った感想を書きます。
扇風機よりも冷たい風が出るけど湿度が上がる
ここひえは水を入れて使う小型の冷風扇です、普通の扇風機と比べるとほんの少しだけ冷たい風が出ます、実際に温度計を使ってどれぐらい冷えるのかやってみました。
部屋の温度が約29.5℃、湿度が約62%です、ここひえに水を入れて風量を強にします。
温度が約27℃に下がりましたが、湿度が80%まで上がってしまいました、確かに扇風機より少しだけ冷たい風が出てきますが、湿度が上がったせいか体感的にはそんなに涼しくない感じがしました。
氷水を入れて使う
給水タンクに氷水を入れて使ってみました。
水の時よりも僅かに冷たい風になったような気もしますが、温度計は変化が無かったので、氷水を入れてもほぼ無意味と言ってよいかと思います、暑すぎるせいか氷を入れてもあっという間に溶けてしまうので、水を入れてる時とあまり変わりません。
フィルターを冷凍して使う
ここひえR2の説明書にも書かれているフィルターを水に浸してから凍らせる方法をやってみました。
水に浸したフィルターを袋に入れて冷凍庫で12時間凍らせました。
フィルターを本体に入れて風量を強で使ってみると氷水の時とは比べ物にならないぐらいの冷風が出て29.5℃から24℃ぐらいまで温度が下がりました。
体感的には冷蔵庫を開けたときのような冷たい風です、この涼しさが長く続けば嬉しかったのですが、3分過ぎたあたりから急激に風がぬるくなってきて、10分を超えると普通の水を使っているのと同じぐらいの風になってしまいました、たったの10分のためにフィルターを冷凍するのは面倒な感じがしますし、仮に交換用のフィルターを複数買っておいて冷凍したとしても10分おきに交換するのは現実的ではないと思います。
ここひえR2のメリットとデメリット
良い点
- コンパクトでどこにでもおける
- モバイルバッテリーで使える
- 消費電力6Wで電気代安い(1日12H使用=30日約57円)
- 扇風機よりも少しだけ冷たい風が出る
悪い点
- 湿度が上がる
- 風量を強にするとうるさい
- 水を足したりフィルターを冷凍するのが面倒
- 強にしても風量が多くない
- 首振り機能が無い(R3にはある)
ここひえR2の騒音
風量を弱にすると殆ど音はしませんが、弱だと風が弱すぎるので、中か強で使う事になると思いますが、強にするとPCのファンをフル回転させたような騒音が出ます、実際に見てみるとPCケースに使われていそうな小さなファンがついていました。
至近距離で使わないと涼しさが感じられないので、余計に音が気になります。
コロナどこでもクーラーとの比較
ここひえは加湿しながら冷風を出すのに対してコロナどこでもクーラーは除湿しながら冷風を出します、除湿した方が体感的には涼しく感じますし、どこでもクーラーの方がパワーがあるので、ここひえよりも冷たい風が出ます、ここひえが勝っているのは電気代の安さ、本体が熱くならない、コンパクトで邪魔にならない、値段が安い点です。
災害時の冷房として役立つかも
湿度が上がるなどのデメリットも多いここひえですが、最大のメリットはモバイルバッテリーで駆動できる事だと思います、災害時に停電した時はエアコンも使えなくなってしまいますので、代わりの冷房手段として役立つのではないでしょうか。
実際にモバイルバッテリーで使ってみましたが、問題なく動きました、20000mAhのバッテリーで1時間使用6%減だったので、約16時間使えます。